電車の中であった、あったかい想い

地下鉄で横浜に向かっていた時、老婦人が降りる際に、自分で滑って転んだ。
たまたま遠くの座席から見ていた私が
「あら!大丈夫?」と大声を出してしまった。
すると、この声に気づいた近くに座っていた若者がさっと、動けなくなってしまった老婦人をフォロー抱えてくれた。そして周りにいた人たちもフォロー。
別の人は電車が動かないように非常ベルを鳴らしに行って、電車は止まった。
そのあとすぐ、車掌さんがきて周りの状況を判断し、非常ベルを解除した。
時間は5分〜10分ほどの短い時間だったが、スクラムを組んだかのようにそこに乗っていた乗客たちが老婦人を助け、二次災害がおこらないように電車を止めた一瞬の出来事だった。
一番先に動いた若者は、自分のバック携帯も放り投げ救助に走っていた。
よく見ると日雇い労働者の格好をしている。
そして綺麗な顔をしている。輝いている。
全てが終わり、電車が普通に走行し出したが、車内は何事もなかったかのように戻った。
だがきっと、心の中は私もそうであったように、車内全体があったかい気持ちに包まれていた。その時その車両に乗った、乗客はみな、それぞれの立ち位置をわきまえふるまったという大きな自信に満ち溢れていた。

NaruNaru

『narunaru』は、母がよく使っていた言葉「成せばなる!」が由来になります。 《豊かで心地よい空間》をテーマに活動しています。 絵を描いたり、チクチク縫ったり貼ったり(笑)どうぞ、よろしくお願いします☀️

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